AIを試してみたいけれど、もう一つ月額サービスを増やすほどだろうか。そう迷っているpovoユーザーなら、いつもの回線管理アプリを開いてみるとよさそうだ。

KDDIなどは10月22日、povo2.0アプリの「povo AI」に、文章向けの「ChatGPT 5.5」「ChatGPT 5.5 Pro」「ChatGPT 5.5 Thinking」と、画像生成の「Nano Banana 2」を追加した。povo2.0契約者向けに、文章用の3モデルは追加料金なし・使い放題と案内している。画像生成は1日3回までだ。公式発表

ただし、通信まで無料になるわけではない。まず、この二つを分けておこう。

AIの利用料は無料。通信容量は必要

今回の無料は、povo AIの利用料のこと。利用中の通信はデータ容量を消費し、残りが0.00GBならpovo AIを使えない。

容量の追加は、有料のデータトッピングに限らない。公式ページは、プロモコードなどの利用や、povo Data Oasisでの追加も対象としている。すでに使える容量が残っている人なら、AIのために別の有料トッピングを必ず買う、という条件ではない。サービス詳細・注意事項

確かめたいこと:誰が使える?
今回の条件:povo2.0の契約者

確かめたいこと:文章を頼む回数は?
今回の条件:新しい3モデルは追加料金なし・使い放題と案内

確かめたいこと:画像を作る回数は?
今回の条件:Nano Banana 2で1日3回まで

確かめたいこと:通信容量がゼロでも使える?
今回の条件:使えない。容量の追加が必要

AI利用料・画像の回数・通信容量は別の条件。povo公式の案内をもとにした編集部の説明図です。

AI利用料・画像の回数・通信容量は別の条件。povo公式の案内をもとにした編集部の説明図です。

ChatGPTの有料契約が付いてくるわけではない

名前に「Pro」があると、ChatGPT本体の有料契約も付くように見えるかもしれない。今回は、povoアプリの中で提供されるAIサービスの更新だ。

公式FAQでは、自分が持っている生成AIのアカウントでのログインはできず、有料版とは使える機能が一部異なると説明している。普段のChatGPTアカウントにログインして会話の続きをする場所、というわけではない。公式FAQ

一方で、日常の頼み事を始めるには面白い。例えば、地域イベントの案内文を短くしたい。SNS用の投稿文を何案か考えたい。告知に添えるイラストも試したい。文章と画像を、同じアプリから頼めるようになった。

これらは使い道の例で、編集部がpovo AIで生成した結果ではない。特に画像は1日3回なので、思いつくまま何度も作り直すより、「何を描きたいか」を先に短くまとめておくと試しやすそうだ。

最初は、公開しても困らない内容で一つ質問を

使う場所はpovo2.0アプリの下部にある「povo AI」アイコン。アプリを最新版に更新し、データ残量を確認してから開く。10月22日の発表では、1.61.0以下は更新が必要と案内されている。利用手順

利用前の確認手順を示す説明図。実際のアプリ画面ではありません。

利用前の確認手順を示す説明図。実際のアプリ画面ではありません。

試すなら、例えばこんな依頼からで十分だ。

地域の読書会を知らせる投稿文を考えてください。初めての人も参加しやすい、やわらかい文で。日付や場所はあとで入れるので、空欄にしてください。

自分の情報を細かく渡さなくても、文章の雰囲気や長さは試せる。現行の利用規約は、個人情報や営業秘密などの機密情報の入力を禁止している。会社のメールや顧客の資料を、そのまま貼り付ける用途にはしない。利用規約

今回の更新は、povo AIで何を試せるかを広げるものだ。モデル名だけを見て有料版の代わりになると決めるより、まずは一つ、普段なら自分で書いていた文章を頼んでみる。

すでにpovoを使っている人にとっては、AIの月額サービスを増やす前に、手元で試せる選択肢が増えた。その身近さが、このニュースのいちばんうれしいところだと思う。

出典

povo公式発表(2026年10月22日)

povo AIサービス詳細・FAQ・利用規約(2026年10月24日確認)