Claudeに作業を頼んでいる途中で、利用上限にぶつかる。まだ続けたいのに、リセットまで待つしかない――。Anthropicが案内した上位プランの変更は、短い時間に集中して使う人にとって、気になるものだ。
従来の個人向け「Max 20x」は「Ultra」に名称が変わり、既存の契約者は価格を変えずに自動移行する。認証済みのUltraアカウントでは、5時間ごとの利用制限がなくなる。ただし、使い放題になったわけではない。全モデル共通の週間上限と、AIモデル「Fable」専用の週間上限は残る。公式ヘルプが、この違いを説明している。
5時間ごとの枠ではなく、週の残量を見ながら使う
認証済みのUltraアカウントなら、週の利用枠を自分のペースで使える。Web契約の料金は月額200ドル(税別)。モバイル経由の価格は、アプリのプラットフォームによって異なる場合がある。
今回の変更で大きいのは、プランの名前よりも、作業を集中させやすくなることだ。たとえば、週末にまとめてコードを直したいとき。5時間枠の残量を気にして作業を小分けにする必要はなくなる。一方、短時間に使えば、その分だけ週の利用枠は消費する。
なくなるのは5時間ごとの利用枠で、週間上限ではない。週の利用枠を使い切れば制限の対象になるし、Anthropicは容量の管理などのために追加制限を設ける場合もあるとしている。中断のない利用を保証する変更ではない。
認証済みUltraの利用枠を整理。容量や残量の大小を比較した図ではありません。出典:Anthropic公式ヘルプ(11月1日確認)。編集部作図。
電話番号を確認しても、この制限が外れるわけではない
注意したいのが「認証済み」の意味だ。ここでいう認証は、契約時の電話番号確認とは別。Anthropicがアカウントや支払いの履歴などを基に自動で行うもので、まだ認証されていないUltraアカウントには一時的な制限がかかる。
公式ヘルプによると、利用者が認証のために何かをする必要はない。認証されると制限は自動で外れる。電話番号を確認し直して解除する、という仕組みではない。
自分のアカウントで何が変わったかは、Claudeの「設定」→「使用量」で確認できる。「現在のセッション」のバーが表示されなくなっていれば、認証済みの状態だと同社は説明している。Ultraに移ったのに短時間の制限が残っている場合は、まずこの表示を見たい。
仕事の途中で「今日はまだ続けたかったのに」と感じていた人には、うれしい変更だろう。ただ、週の利用枠まで消えたわけではない。これからは短い時間枠の残りだけでなく、今週あとどれくらい使えるかが、まとまった作業を頼むときの目安になる。
出典:Anthropic「Ultraプランとは?」、公式料金表。提供条件は2026年11月1日確認。実アカウントでの利用量・制限解除の検証ではありません。


